梅と兵隊 歌詞
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古城こじょうにかおる 梅うめの花はな
せめて一輪いちりん 母上ははうえに
便たよりに秘ひめて 送おくろじゃないか
覚悟かくごをきめた 吾わが身みでも
梅うめが香かむせぶ 春はるの夜よるは
戦いくさ忘わすれて ひとときを
語かたれば戦友ともよ 愉快ゆかいじゃないか
明日あした出でてゆく 前線ぜんせんで
何いずれが華はなと 散ちろうとも
武士ぶしの誉ほまれじゃ 白梅しらうめを
戦闘帽ぼうしにさして 行いこうじゃないか
馬骨
2023/02/05 04:10
2015年(平成27年)リリース、南條歌美作詞、倉若晴生作曲の歌である・・軍歌ではあるが粋な感じさへする歌である、思えば赤紙一つで戦地に贈られた人は多種多様な生活圏から送られていたので、農民もいれば小説家もいれば詩人もいたり、生きていればノーベル賞の物理学者もいたという証拠のような歌である・・春まだ浅き戦場の古城に香梅の花、せめて一輪母上に便りに秘めて送ろじゃないか・・血なまぐさい戦場に咲く一輪の花、歌でなく彼そのものである・・