山やまの湖みずうみ 恋こいしさに
ひとりはるばる 来きたものを
追憶おもいでの 花はなは咲さき 花はなは散ちり
呼よべどこたえる 人ひともなく
風かぜに山やまびこ 悲かなしくかえる
泣ないて別わかれた 白樺しらかばに
残のこる二人ふたりの 頭文字かしらもじ
霧きりが降ふる 草丘そうきゅうに たたずめば
水みずに流ながした 花束はなたばが
涙なみだせつない まぶたに浮うかぶ
山やまの湖畔こはんの たそがれは
誰だれに告つげよう この思おもい
いくたびか なつかしく 振ふり返かえる
山やまのホテルの 白しろい窓まど
胸むねのおもかげ また呼よびかえす
山yamaのno湖mizuumi 恋koiしさにshisani
ひとりはるばるhitoriharubaru 来kiたものをtamonowo
追憶omoideのno 花hanaはha咲saきki 花hanaはha散chiりri
呼yoべどこたえるbedokotaeru 人hitoもなくmonaku
風kazeにni山yamaびこbiko 悲kanaしくかえるshikukaeru
泣naいてite別wakaれたreta 白樺shirakabaにni
残nokoるru二人futariのno 頭文字kashiramoji
霧kiriがga降fuるru 草丘soukyuuにni たたずめばtatazumeba
水mizuにni流nagaしたshita 花束hanatabaがga
涙namidaせつないsetsunai まぶたにmabutani浮uかぶkabu
山yamaのno湖畔kohanのno たそがれはtasogareha
誰dareにni告tsuげようgeyou このkono思omoいi
いくたびかikutabika なつかしくnatsukashiku 振fuりri返kaeるru
山yamaのnoホテルhoteruのno 白shiroいi窓mado
胸muneのおもかげnoomokage またmata呼yoびかえすbikaesu