浅間の鴉 歌詞
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雲くもの行方ゆくえが 気きがかりか
憶おもいだすなよ 昨夜さくやの風かぜに
枯かれた尾花おばなが 咲さくじゃなし
道みちはひとすじ けむりは三さんすじ
影かげは沓掛くつかけ 時次郎ときじろう
男おとこ泣なかせの 弓張ゆみはり月づきに
背せなの坊ぼうやと 濡ぬれて行いく
泣なくな太郎坊たろぼう 瞼まぶたを閉とじりゃ
死しんだ親おやごが 会あいに来くる
お月つきさまさえ ひとりでいる身み
俺おれらふたりだ ねんねしな
馬骨
2022/12/14 07:36
この歌の元は1928年(昭和3年)長谷川伸の信州沓掛を舞台にした戯曲である・・幾度も映画化されているが、現代ではほぼ忘れられかけている任侠の物語で、物語を知るものには分り易い歌であり、1999年(平成11年)にこの歌を発表している、物語の内容は赤城山に円蔵が叔父を切ってその子を連れて来たような話で沓掛時次郎と言う侠客が夫を亡くした奥さんと子供を守る話で、田端はやはり上手いが、現時流の人には歌自体の内容が分からないと思う・・