名瀬なぜの港みなとの 夕波ゆうなみ月つきに
誰だれを慕したうて 千鳥ちどりよ啼なくか
カナシャルチュヌ ナチカシャヤ
奄美あまみ娘むすめは 芭蕉ばしょうの蔭かげで
泣ないて内地ないちの 加那かなを加那かなを偲しのぶ
定期船ていきせんなら 鹿児島かごしま通がよい
なぜに届とどかぬ 内地ないちの便たより
カナシャルチュヌ ナチカシャヤ
雨あめは娘むすめのせつない涙なみだ
立神たてがみ沖おきの 岬はなに岬みさきに降ふる
恋こいの蛇皮線じゃびせん 情じょうの鼓つづみ
加那かなと唄うたうた 奄美あまみの小唄こうた
カナシャルチュヌ ナチカシャヤ
あの夜よる偲しのんで 黒髪くろかみぬらしゃ
百合ゆりが散ちる散ちる 白しろい白しろい百合ゆり
名瀬nazeのno港minatoのno 夕波yuunami月tsukiにni
誰dareをwo慕shitaうてute 千鳥chidoriよyo啼naくかkuka
カナシャルチュヌkanasyaruchunu ナチカシャヤnachikasyaya
奄美amami娘musumeはha 芭蕉basyouのno蔭kageでde
泣naいてite内地naichiのno 加那kanaをwo加那kanaをwo偲shinoぶbu
定期船teikisenならnara 鹿児島kagoshima通gayoいi
なぜにnazeni届todoかぬkanu 内地naichiのno便tayoりri
カナシャルチュヌkanasyaruchunu ナチカシャヤnachikasyaya
雨ameはha娘musumeのせつないnosetsunai涙namida
立神tategami沖okiのno 岬hanaにni岬misakiにni降fuるru
恋koiのno蛇皮線jabisen 情jouのno鼓tsudumi
加那kanaとto唄utaうたuta 奄美amamiのno小唄kouta
カナシャルチュヌkanasyaruchunu ナチカシャヤnachikasyaya
あのano夜yoru偲shinoんでnde 黒髪kurokamiぬらしゃnurasya
百合yuriがga散chiるru散chiるru 白shiroいi白shiroいi百合yuri