この世界のモノでこの世界の者でない 歌詞 茅原実里 ふりがな付

ヒトはどうして泣なくの‥?

心こころなんて単たんなる空あき箱ばこ
感情かんじょうは用意よういされている訳わけじゃない
空からっぽの水槽すいそうの中なか 水みずを注そそぐのは今いま
その核心かくしんにはまだ余白よはくがあるけど

背中せなかに繋つながれた無数むすうのファクター解とき放はなて
手てのひらで遊あそんだミニチュアな楽園らくえんを捨すて
感受性かんじゅせい潰つぶす マジョリティばかりが
横よこたわる世界せかいの中なかで
最初さいしょに躓つまずき 最初さいしょに戦たたかう
そんなヒトになる

私わたしはヒトではないからこそ
崇高すうこうな夢ゆめを絶たえ間まなく見みれるのか
肌色はだいろの下したに眠ねむるメタリックな壁かべに
落書らくがきのように残のこされてきたもの

背中せなかに繋つながれた無数むすうのノイズが奪うばうもの
白しろい鳥とりが鳴ないて 不自然ふしぜんに飛とび立たつ朝あさ
この黒くろい髪かみがプレスされるなら
向むこう側がわで壊こわれたいよ
衝動しょうどう以上いじょうのリアリティ以上いじょうの
感情移入かんじょういにゅうしたい

この世界せかいのモノでこの世界せかいの者ものでない
わたしが誰だれでも
生いきているのではなく生いかされているだけ
この瞳ひとみは支配しはいされない

背中せなかに繋つながれた無数むすうのファクター解とき放はなて
手てのひらで遊あそんだミニチュアな楽園らくえんを捨すて
感受性かんじゅせい潰つぶす マジョリティばかりが
横よこたわる世界せかいの中なかで
最初さいしょに躓つまずき 最初さいしょに戦たたかう
そんなヒトになる

ヒトが泣なくのがわかった...