雪ゆきが吹雪ふぶいて 流氷りゅうひょう寄よせりゃ
二ヶ月ふたつき漁りょうには 出でられない
あのひと都会まちに 出稼でかせぎに
陸おかで冬ふゆ越こす ホッケ船せん
ねんねん ねんねこ ねんねしな
海うみよ春はるまで ねんねしな
兄あにと慕したった おさない想おもい
いつしか変かわった 恋こいごころ
凍しばれがゆるむ その頃ころに
きっとふたりは 結むすばれる
ねんねん ねんねこ ねんねしな
海猫ゴメもニシンも ねんねしな
沖おきの彼方かなたに 流氷りゅうひょう消きえりゃ
競きそって船ふねだす 北きた漁師りょうし
海うみ明あけ待まって おなご衆しゅうは
網あみを繕つくろう 浜はま番屋ばんや
ねんねん ねんねこ ねんねしな
海うみよ春はるまで ねんねしな
雪yukiがga吹雪fubuいてite 流氷ryuuhyou寄yoせりゃserya
二ヶ月futatsuki漁ryouにはniha 出deられないrarenai
あのひとanohito都会machiにni 出稼dekaseぎにgini
陸okaでde冬fuyu越koすsu ホッケhokke船sen
ねんねんnennen ねんねこnenneko ねんねしなnenneshina
海umiよyo春haruまでmade ねんねしなnenneshina
兄aniとto慕shitaったtta おさないosanai想omoいi
いつしかitsushika変kaわったwatta 恋koiごころgokoro
凍shibaれがゆるむregayurumu そのsono頃koroにni
きっとふたりはkittofutariha 結musuばれるbareru
ねんねんnennen ねんねこnenneko ねんねしなnenneshina
海猫gomeもmoニシンnishinもmo ねんねしなnenneshina
沖okiのno彼方kanataにni 流氷ryuuhyou消kiえりゃerya
競kisoってtte船funeだすdasu 北kita漁師ryoushi
海umi明aけke待maってtte おなごonago衆syuuはha
網amiをwo繕tsukuroうu 浜hama番屋banya
ねんねんnennen ねんねこnenneko ねんねしなnenneshina
海umiよyo春haruまでmade ねんねしなnenneshina