別わかれに泣ないた 女おんなの目めには
白しろい灯台とうだい なお沁しみる
あなたを忘わすれる ひとりの旅たびに
面影おもかげ 後あとから 従したがいて来くる
室戸むろと 室戸岬むろとみさきは 恋こい岬みさき
胸むねのすき間まに 風かぜが吹ふく
気付きづかぬ内うちに 二人ふたりに出来できた
埋うずめ切きれない 愛あいの溝みぞ
幸しあわせ失なくした 女おんなにとって
名前なまえも哀かなしい 夫婦めおと岩いわ
室戸むろと 室戸岬むろとみさきで また背伸せのび
夢ゆめの行方ゆくえを ひとり追おう
黒潮くろしお寄よせる 月見つきみが浜はまは
春はるがどこより 早はやく来くる
信しんじて待まったら あなたの愛あいも
いつかは戻もどって 来くるかしら
室戸むろと 室戸岬むろとみさきは 恋こい岬みさき
髪かみを撫なでてく 風かぜに訊きく
別wakaれにreni泣naいたita 女onnaのno目meにはniha
白shiroいi灯台toudai なおnao沁shiみるmiru
あなたをanatawo忘wasuれるreru ひとりのhitorino旅tabiにni
面影omokage 後atoからkara 従shitagaいてite来kuるru
室戸muroto 室戸岬murotomisakiはha 恋koi岬misaki
胸muneのすきnosuki間maにni 風kazeがga吹fuくku
気付kiduかぬkanu内uchiにni 二人futariにni出来dekiたta
埋uzuめme切kiれないrenai 愛aiのno溝mizo
幸shiawaせse失naくしたkushita 女onnaにとってnitotte
名前namaeもmo哀kanaしいshii 夫婦meoto岩iwa
室戸muroto 室戸岬murotomisakiでde またmata背伸senoびbi
夢yumeのno行方yukueをwo ひとりhitori追oうu
黒潮kuroshio寄yoせるseru 月見tsukimiがga浜hamaはha
春haruがどこよりgadokoyori 早hayaくku来kuるru
信shinじてjite待maったらttara あなたのanatano愛aiもmo
いつかはitsukaha戻modoってtte 来kuるかしらrukashira
室戸muroto 室戸岬murotomisakiはha 恋koi岬misaki
髪kamiをwo撫naでてくdeteku 風kazeにni訊kiくku