遠とおく見みえる 山やまの空そらは赤あかく染そまって
群むれ離はなれた 鳥とりを黒くろく焼やいた
風かぜを呼よぶか 赤あかいマフラーをなびかせた
女学生じょがくせい 自転車じてんしゃを走はしらせる
「きょうは、きょうは、随分ずいぶん冷ひえますね、
ところで、お宅たくの犬いぬは元気げんきですか、
ええ、わたしはまあまあです…が、」
命いのち燃もやす事ことのなく歩あるく夕暮ゆうぐれの
揺ゆれすすき 枯死こしせし寂さびしさよ
遠tooくku見miえるeru 山yamaのno空soraはha赤akaくku染soまってmatte
群muれre離hanaれたreta 鳥toriをwo黒kuroくku焼yaいたita
風kazeをwo呼yoぶかbuka 赤akaいiマフラmafuraーをなびかせたwonabikaseta
女学生jogakusei 自転車jitensyaをwo走hashiらせるraseru
「きょうはkyouha、きょうはkyouha、随分zuibun冷hiえますねemasune、
ところでtokorode、おo宅takuのno犬inuはha元気genkiですかdesuka、
ええee、わたしはまあまあですwatashihamaamaadesu…がga、」
命inochi燃moやすyasu事kotoのなくnonaku歩aruくku夕暮yuuguれのreno
揺yuれすすきresusuki 枯死koshiせしseshi寂sabiしさよshisayo