おかえりがおまもり 歌詞 坂本冬美 ふりがな付

「よくかえったね ごはんできてるよ」 なつかしいその笑顔えがお
なにひとつ 言いわなくても わかっててくれるひと

うまくいかず 明日あしたが見みえず
一度いちどはすべてを 投なげ出だしそうになったけど

おかえり その言葉ことばが おまもり どんなときも
だいじょうぶって だいじょうぶって わたしをささえてくれたから
どうしてもダメなときは いつでもかえっておいで
あたたかい声こえにまもられ きっと歩あるいて来これたんだと

こんなにも小ちいさかったの なつかしいこの川かわ
こんなにもいつのまに 時ときは流ながれてたの

変かわらないものはただ 岸辺きしべの匂においと どこまでも続つづく空そら

ただいま 幼おさない頃ころの わたしに 戻もどって行いく
夢ゆめを見みつけて 夢ゆめに向むかって 未来みらいしか見みつめてなかったけど
いちばん近ちかくにあった あの日ひは気きづかなかった
この場所ばしょがあったからこそ きっと歩あるいて来これたんだと

ただいま 声こえに出だせば 涙なみだが あふれてくる
何度なんどでも 何度なんどでも ありがとうってこころ伝つたえたいよ
おかえり いつの日ひにか わたしも あなたにとって
さびしさも涙なみだも全部ぜんぶ 包つつむ場所ばしょになれますよう

あたたかな この場所ばしょに今いま 心こころから ありがとう