はてさてこの俺おれは かれこれ何十年なんじゅうねん
時ときには適当てきとうに 時ときには気合きあいいれて
あらずもがなの仕事しごとやら
憧あこがれの何なにかを追おい求もとめ
そのくせ何なんにもしなかった昔むかしより
ちっとも偉えらくなってない
偉えらくなってない
なんて ああ馬鹿ばかな俺おれさ
そりゃあそこらの阿呆あほどもに比くらべれば
俺おれの方ほうがいくらか気きが利きいてるだろうが
金かねも品物しなものも持もっていないさ
世間せけんの栄華えいがや名誉めいよも何なんにも持もってない
この上うえこうして生いきてろなんて
誰だれだって頭かぶりを振ふるだろう
ああ 頭あたまを振ふるだろう
遠とおくなって 眠ねむくなって
今夜こんやはこのまま寝ねちまうかい?
訳わけもなく胸むねが痛いたむぜ
広ひろい世界せかいへ逃にげ出だしたいぜ
どこか遠とおくまで飛とんでっちまいたい
心急こころせくまで詰つめ込こんだ
俺おれのこの部屋へやのように
積つみ重かさなった様々さまざまな物ものから裸はだかになって
飛とんでっちまいたい
ああ飛とんでっちまいたい
人ひとは心こころで感かんじ取とって 流ながれ出でる思おもいだけじゃあもったいない
友ともよ 自みずから 解とき放はなつぜ
力ちからよ 目覚めざめよ
はてさてこのhatesatekono俺oreはha かれこれkarekore何十年nanjuunen
時tokiにはniha適当tekitouにni 時tokiにはniha気合kiaいいれてiirete
あらずもがなのarazumoganano仕事shigotoやらyara
憧akogaれのreno何naniかをkawo追oいi求motoめme
そのくせsonokuse何nanにもしなかったnimoshinakatta昔mukashiよりyori
ちっともchittomo偉eraくなってないkunattenai
偉eraくなってないkunattenai
なんてnante ああaa馬鹿bakaなna俺oreさsa
そりゃあそこらのsoryaasokorano阿呆ahoどもにdomoni比kuraべればbereba
俺oreのno方houがいくらかgaikuraka気kiがga利kiいてるだろうがiterudarouga
金kaneもmo品物shinamonoもmo持moっていないさtteinaisa
世間sekenのno栄華eigaやya名誉meiyoもmo何nanにもnimo持moってないttenai
このkono上ueこうしてkoushite生iきてろなんてkiteronante
誰dareだってdatte頭kaburiをwo振fuるだろうrudarou
ああaa 頭atamaをwo振fuるだろうrudarou
遠tooくなってkunatte 眠nemuくなってkunatte
今夜konyaはこのままhakonomama寝neちまうかいchimaukai?
訳wakeもなくmonaku胸muneがga痛itaむぜmuze
広hiroいi世界sekaiへhe逃niげge出daしたいぜshitaize
どこかdokoka遠tooくまでkumade飛toんでっちまいたいndetchimaitai
心急kokoroseくまでkumade詰tsuめme込koんだnda
俺oreのこのnokono部屋heyaのようにnoyouni
積tsuみmi重kasaなったnatta様々samazamaなna物monoからkara裸hadakaになってninatte
飛toんでっちまいたいndetchimaitai
ああaa飛toんでっちまいたいndetchimaitai
人hitoはha心kokoroでde感kanじji取toってtte 流nagaれre出deるru思omoいだけじゃあもったいないidakejaamottainai
友tomoよyo 自mizukaらra 解toきki放hanaつぜtsuze
力chikaraよyo 目覚mezaめよmeyo