誰だれかに逢あいたいくせに
思おもい出だせる夜よるがない
見知みしらぬ他人たにんのふりで
古ふるい手紙てがみさがせない
胸むねに隠かくしたナイフのままの
昨日きのうがある
ひとり傷きずつき嘘うそつきながら
それが夢ゆめのように
どしゃぶりみたいな恋こいに
裸はだかのままいられない
許ゆるしてあげたい人ひとに
わずかな言葉ことばさえない
いつもほんとうの自分じぶんがそっと
答こたえている
ひとり傷きずつき嘘うそつきながら
何なにもなくていいと
風かぜは心こころをさみしがらせて
目めかくしする
ただの気きまぐれみたいな声こえも
それが愛あいのようだと
ガラスのささやきだけが
聴きこえてくる
ひとり傷きずつき嘘うそつきながら
それが夢ゆめのように
誰dareかにkani逢aいたいくせにitaikuseni
思omoいi出daせるseru夜yoruがないganai
見知mishiらぬranu他人taninのふりでnofuride
古furuいi手紙tegamiさがせないsagasenai
胸muneにni隠kakuしたshitaナイフnaifuのままのnomamano
昨日kinouがあるgaaru
ひとりhitori傷kizuつきtsuki嘘usoつきながらtsukinagara
それがsorega夢yumeのようにnoyouni
どしゃぶりみたいなdosyaburimitaina恋koiにni
裸hadakaのままいられないnomamairarenai
許yuruしてあげたいshiteagetai人hitoにni
わずかなwazukana言葉kotobaさえないsaenai
いつもほんとうのitsumohontouno自分jibunがそっとgasotto
答kotaえているeteiru
ひとりhitori傷kizuつきtsuki嘘usoつきながらtsukinagara
何naniもなくていいとmonakuteiito
風kazeはha心kokoroをさみしがらせてwosamishigarasete
目meかくしするkakushisuru
ただのtadano気kiまぐれみたいなmaguremitaina声koeもmo
それがsorega愛aiのようだとnoyoudato
ガラスgarasuのささやきだけがnosasayakidakega
聴kiこえてくるkoetekuru
ひとりhitori傷kizuつきtsuki嘘usoつきながらtsukinagara
それがsorega夢yumeのようにnoyouni