日々にちにちの 暮くらしの中なかで
欲望よくぼうも 手懐てなづけられて
故郷こきょうの 土つちを忘わすれた
街路樹がいろじゅの悲かなしみを抱だく
孤独こどくな汗あせのしみ込こむ幹みきに
手てのひらをそっと寄よせれば
『君きみはやれ君きみならばやれ』と
精一杯せいいっぱいのそよ風かぜで僕ぼくを押おし出だす
想おもえば今日きょうは残のこされた日々ひびの初はじめての日ひ
今いまさらだけど人ひとと自分じぶんを まだ愛あいせそうだ
夏なつの日ひの 背丈せたけによどむ
フクシャネツ 耐たえ切きれなくて
舗道ほどう行いく 背広姿せびろすがたの
同おなじ顔かお 息切いきぎれがして
逃にげ駆かけ登のぼる歩道橋ほどうきょうの上うえ
手てに煙草たばこ一息ひといきつけば
『君きみは飛とべ君きみならば舞まえ』と
灰はいと煙けむりが中空なかぞらを自由じゆうに舞まい飛とぶ
想おもえば今日きょうは残のこされた日々ひびの初はじめての日ひ
今いまさらだけど人ひとと 自分じぶんをまだ愛あいせそうだ
今いまさらだけど人ひとと 自分じぶんをまだ愛あいせそうだ
日々nichinichiのno 暮kuraしのshino中nakaでde
欲望yokubouもmo 手懐tenaduけられてkerarete
故郷kokyouのno 土tsuchiをwo忘wasuれたreta
街路樹gairojuのno悲kanaしみをshimiwo抱daくku
孤独kodokuなna汗aseのしみnoshimi込koむmu幹mikiにni
手teのひらをそっとnohirawosotto寄yoせればsereba
『君kimiはやれhayare君kimiならばやれnarabayare』とto
精一杯seiippaiのそよnosoyo風kazeでde僕bokuをwo押oしshi出daすsu
想omoえばeba今日kyouはha残nokoされたsareta日々hibiのno初hajiめてのmeteno日hi
今imaさらだけどsaradakedo人hitoとto自分jibunをwo まだmada愛aiせそうだsesouda
夏natsuのno日hiのno 背丈setakeによどむniyodomu
フクシャネツfukusyanetsu 耐taえe切kiれなくてrenakute
舗道hodou行iくku 背広姿sebirosugataのno
同onaじji顔kao 息切ikigiれがしてregashite
逃niげge駆kaけke登noboるru歩道橋hodoukyouのno上ue
手teにni煙草tabako一息hitoikiつけばtsukeba
『君kimiはha飛toべbe君kimiならばnaraba舞maえe』とto
灰haiとto煙kemuriがga中空nakazoraをwo自由jiyuuにni舞maいi飛toぶbu
想omoえばeba今日kyouはha残nokoされたsareta日々hibiのno初hajiめてのmeteno日hi
今imaさらだけどsaradakedo人hitoとto 自分jibunをまだwomada愛aiせそうだsesouda
今imaさらだけどsaradakedo人hitoとto 自分jibunをまだwomada愛aiせそうだsesouda