夜よるの帳とばりりも 冬ふゆ枯かれた部屋へや
君きみはプツリと 爪つめを切きってる
肩かたを丸まるめて まつ毛げを伏ふせて
深爪ふかづめしたら あとで痛いたいよ
夜よる、爪つめ切きると 不幸ふこうになると
旧ふるい言ことわざ 聞きいたことある
昔むかし、女おんなは身みを守まもるため
爪つめをのばして いたんだってね
別わかれを切きり出だす一瞬いっしゅん前まえの
夜よるはこんなに静しずかなんです
別わかれを切きり出だす一瞬いっしゅん前まえの
夜よるの背中せなかが こわいんです
音おともたてない 電気時計でんきどけいは
馬鹿ばかていねいに 時ときを刻きざんで
狂くるいもしない 時計とけいみたいに
君きみはだんだん つまらなくなる
無精ぶしょうなぼくを 床屋とこやに行いかせ
綺麗きれいさっぱり 毒気どっけを抜ぬいた
君きみが磨みがいた ピカピカの床ゆか
愛あいが滑すべって 自業自得じごうじとくさ
別わかれを切きり出だす一瞬いっしゅん前まえの
夜よるはこんなに静しずかなんです
別わかれを切きり出だす一瞬いっしゅん前まえの
夜よるの背中せなかが こわいんです
夜yoruのno帳tobariりもrimo 冬fuyu枯kaれたreta部屋heya
君kimiはhaプツリputsuriとto 爪tsumeをwo切kiってるtteru
肩kataをwo丸maruめてmete まつmatsu毛geをwo伏fuせてsete
深爪fukadumeしたらshitara あとでatode痛itaいよiyo
夜yoru、爪tsume切kiるとruto 不幸fukouになるとninaruto
旧furuいi言kotoわざwaza 聞kiいたことあるitakotoaru
昔mukashi、女onnaはha身miをwo守mamoるためrutame
爪tsumeをのばしてwonobashite いたんだってねitandattene
別wakaれをrewo切kiりri出daすsu一瞬issyun前maeのno
夜yoruはこんなにhakonnani静shizuかなんですkanandesu
別wakaれをrewo切kiりri出daすsu一瞬issyun前maeのno
夜yoruのno背中senakaがga こわいんですkowaindesu
音otoもたてないmotatenai 電気時計denkidokeiはha
馬鹿bakaていねいにteineini 時tokiをwo刻kizaんでnde
狂kuruいもしないimoshinai 時計tokeiみたいにmitaini
君kimiはだんだんhadandan つまらなくなるtsumaranakunaru
無精busyouなぼくをnabokuwo 床屋tokoyaにni行iかせkase
綺麗kireiさっぱりsappari 毒気dokkeをwo抜nuいたita
君kimiがga磨migaいたita ピカピカpikapikaのno床yuka
愛aiがga滑subeってtte 自業自得jigoujitokuさsa
別wakaれをrewo切kiりri出daすsu一瞬issyun前maeのno
夜yoruはこんなにhakonnani静shizuかなんですkanandesu
別wakaれをrewo切kiりri出daすsu一瞬issyun前maeのno
夜yoruのno背中senakaがga こわいんですkowaindesu