越こえる山坂やまさか お前まえの手てをかりて
歩あるいて来きたな 疲つかれてないか
ふり向むけば 数々かずかずの
背負しょった苦労くろうの 七坂ななさか峠とうげ
あゝああ春はるが来くる 俺おれたちの春はるが
いつかは必かならず 花はなも咲さく
俺おれの背中せなかに やさしく手てをおいて
好すきよと書かいて はにかむお前まえ
夫婦ふたり酒さけ 飲のむ夜よるは
惚ほれたお前まえの うなじも赤あかい
あゝああ春はるが来くる 俺おれたちの春はるが
いつかは必かならず 花はなも咲さく
歩あるく宮坂みやさか 小雨こさめに濡ぬれながら
音おとする玉たまジャリ 喜よろこぶお前まえ
呼よび止とめて 二人ふたりして
引ひいたおみくじ 合縁奇縁あいえんきえん
あゝああ春はるが来くる 俺おれたちの春はるが
いつかは必かならず 花はなも咲さく
越koえるeru山坂yamasaka おo前maeのno手teをかりてwokarite
歩aruいてite来kiたなtana 疲tsukaれてないかretenaika
ふりfuri向muけばkeba 数々kazukazuのno
背負syoったtta苦労kurouのno 七坂nanasaka峠touge
あゝaa春haruがga来kuるru 俺oreたちのtachino春haruがga
いつかはitsukaha必kanaraずzu 花hanaもmo咲saくku
俺oreのno背中senakaにni やさしくyasashiku手teをおいてwooite
好suきよとkiyoto書kaいてite はにかむおhanikamuo前mae
夫婦futari酒sake 飲noむmu夜yoruはha
惚hoれたおretao前maeのno うなじもunajimo赤akaいi
あゝaa春haruがga来kuるru 俺oreたちのtachino春haruがga
いつかはitsukaha必kanaraずzu 花hanaもmo咲saくku
歩aruくku宮坂miyasaka 小雨kosameにni濡nuれながらrenagara
音otoするsuru玉tamaジャリjari 喜yorokoぶおbuo前mae
呼yoびbi止toめてmete 二人futariしてshite
引hiいたおみくじitaomikuji 合縁奇縁aienkien
あゝaa春haruがga来kuるru 俺oreたちのtachino春haruがga
いつかはitsukaha必kanaraずzu 花hanaもmo咲saくku