旅の燈台 歌詞
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啼なき啼なき行いくのが 旅たびならば
呼よぶな他国たこくの 燈台とうだいあかり
男おとこ瞼まぶたが なお濡ぬれる
海うみの暗くらさよ 夜よの寒さむさ
マストが揺ゆれれば 身みも揺ゆれる
裂さいて捨すてよか 形見かたみの写真しゃしん
それで未練みれんが 消きえるなら
そらを仰あおげば 流ながれ星ぼし
流ながれて消きえれば また哀かなし
呼よぶなよふけの 燈台とうだいあかり
思おもい切きる気きで 行いくものを
馬骨
2023/02/07 15:05
1972年(昭和47年)高橋掬太郎作詞、吉田矢健治作曲の歌である・・どうせ波間の渡り鳥、啼き啼き行くのが旅ならば、呼ぶな他国の燈台灯り・・裂いて捨てよか形見の写真、それで未練が消えるなら・・空を仰げば流れ星、流れて消えればまた哀し、呼ぶな夜更けの燈台灯り、思い切る気で行くものを・・春日は少し楽曲を食って歌う歌手であるがこの歌は静かに遅れて唄っている・・本来船を導く灯台灯りに、未練を斬る旅だから呼ばないでくれという重い思いが身に沁みるのであろう・・