むかし踊おどり子こ 歩あるいた道みちは
杉すぎの木立こだちの つづら折おり
ああ 目めに浮うかぶ
白しろいうなじと 簪かんざしが
天城湯ヶ島あまぎゆがしま あの日ひの出逢であい
恋こいのいで湯ゆに 雨あめが降ふる
揺ゆれてほのかに 明あかりをともす
川かわの蛍ほたるは きみなのか
ああ 待まちますと
肩かたをふるわせ 背せを向むけた
伊豆いずの夜空よぞらに 月影つきかげ蒼あおく
噂うわさたずねて 酔ようばかり
この手て届とどかぬ 谷間たにまの百合ゆりは
呼よんで帰かえらぬ 初恋はつこいか
ああ 美うつくしく
咲さいた女ひとゆえ 儚はかなくて
天城峠あまぎとうげに 風吹かぜふき渡わたり
時ときの流ながれに 夢ゆめが舞まう
むかしmukashi踊odoりri子ko 歩aruいたita道michiはha
杉sugiのno木立kodachiのno つづらtsudura折oりri
ああaa 目meにni浮uかぶkabu
白shiroいうなじとiunajito 簪kanzashiがga
天城湯ヶ島amagiyugashima あのano日hiのno出逢deaいi
恋koiのいでnoide湯yuにni 雨ameがga降fuるru
揺yuれてほのかにretehonokani 明aかりをともすkariwotomosu
川kawaのno蛍hotaruはha きみなのかkiminanoka
ああaa 待maちますとchimasuto
肩kataをふるわせwofuruwase 背seをwo向muけたketa
伊豆izuのno夜空yozoraにni 月影tsukikage蒼aoくku
噂uwasaたずねてtazunete 酔yoうばかりubakari
このkono手te届todoかぬkanu 谷間tanimaのno百合yuriはha
呼yoんでnde帰kaeらぬranu 初恋hatsukoiかka
ああaa 美utsukuしくshiku
咲saいたita女hitoゆえyue 儚hakanaくてkute
天城峠amagitougeにni 風吹kazefuきki渡wataりri
時tokiのno流nagaれにreni 夢yumeがga舞maうu