辛つらい別わかれの この淋さびしさを
知しるや知しらずや 鳴なくカモメ
連つれていけない 男おとこの旅路たびじ
せめて心こころは 置おいて行いく
波なみが後あと引ひく なごりの波止場はとば
港みなと伝づたいに ランプが点ともる
忍しのぶ心こころを 照てらすよに
なんで忘わすれよ 忘わすられようか
ふたり重かさねた おもいでは
風かぜが冷つめたい なごりの波止場はとば
むせぶ汽笛きてきが 別わかれを急せかす
募つのる未練みれんが ままならぬ
またの逢あう日ひを 待まってておくれ
云いってまぶたの 裏うらで泣なく
潮路しおじはるかな なごりの波止場はとば
辛tsuraいi別wakaれのreno このkono淋sabiしさをshisawo
知shiるやruya知shiらずやrazuya 鳴naくkuカモメkamome
連tsuれていけないreteikenai 男otokoのno旅路tabiji
せめてsemete心kokoroはha 置oいてite行iくku
波namiがga後ato引hiくku なごりのnagorino波止場hatoba
港minato伝dutaいにini ランプranpuがga点tomoるru
忍shinoぶbu心kokoroをwo 照teらすよにrasuyoni
なんでnande忘wasuれよreyo 忘wasuられようかrareyouka
ふたりfutari重kasaねたneta おもいではomoideha
風kazeがga冷tsumeたいtai なごりのnagorino波止場hatoba
むせぶmusebu汽笛kitekiがga 別wakaれをrewo急seかすkasu
募tsunoるru未練mirenがga ままならぬmamanaranu
またのmatano逢aうu日hiをwo 待maってておくれtteteokure
云iってまぶたのttemabutano 裏uraでde泣naくku
潮路shiojiはるかなharukana なごりのnagorino波止場hatoba