おー脳!! 歌詞 泉谷しげる ふりがな付

世界せかいは中途半端ちゅうとはんぱに 開放かいほうされて
男おとこと女おんなの欲望よくぼうは盛もり上あがる一方いっぽう
あゝああ つかのまの快感かいかんは巷ちまたにころがり
捨すて子ごは日増ひましに増ふえつづけ
同時どうじに病気びょうきもふえてきた
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう

可愛かわい娘こちゃんは すぐに手てに入はいらぬが
女おんなでありゃあ この際さい なんでもと
ムレムレ 女おんなに 手てを出だして
週刊誌しゅうかんしの 教おしえの通とおり せめまくる
しかし 俺おれは病気びょうきになったらしい
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう

かゆいのなんのって そりゃあ もう
まさか 移うつされるとは 思おもわなかった
その"まさか"が命いのちとり
初はじめは 変へんに痛いたいだけ 段々だんだん 赤あかくはれあがり
ただれて はげて そげちまい
とうとう 脳のうに 梅うめが咲さく
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう

アメリカじゃ梅毒ばいどくになった人ひとを
何年なんねんも ある所ところにとじこめて 薬くすりを与あたえず
注射ちゅうしゃもせず ほったらかして
そうなれば どうなるかという実験じっけんをした
結果けっかは君きみにも察さっしがつくだろう
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう

笑わらえば 笑わらえよ 梅毒ばいどく患者かんじゃ
病気びょうきもらったあの日ひから
恋こいもへったくれも ありゃあしない
うつつぬかして うつされて うつしたあいつが
悪わるいのか
たたない私わたしが馬鹿ばかなのか
頭あたまの中なかは梅うめまつり
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう

馬鹿ばかにつける 薬くすりなし
今いまも昔むかしも変かわりなし
好すきな事ことして 脳のうにくりゃ
文句もんくは云いえぬが 愚痴ぐちは云いう
ぱっと咲さきます 梅うめの花はな
脳のうにきた 脳のうにきた 脳のうまででたよ おー脳のう
おー脳のう おー脳のう