憎にくさどころか いとしさばかり
遠とおい潮騒しおさい さわぐ胸むね
紅べにをなくした 唇くちびるを
赤あかいお酒さけが したたり落おちて
咲さいてみだれた 夜よが恋こいし 夜よるが恋こいし
帯おびも身巾みはばも 思おもいの丈たけも
やせていくほど 逢あいたくて
情なさけかわした 春はるがゆく
思おもいささげて 悔くいないけれど
心こころがわりの 哀かなしさよ 哀かなしさよ
忘わすれられても 忘わすれはしない
あとを引ひくよな 夢ゆめばかり
月つきの岬みさきの 灯台とうだいよ
恋こいの闇路やみじを 照てらしておくれ
こんな女おんなの 行ゆく末すえを 行ゆく末すえを
憎nikuさどころかsadokoroka いとしさばかりitoshisabakari
遠tooいi潮騒shiosai さわぐsawagu胸mune
紅beniをなくしたwonakushita 唇kuchibiruをwo
赤akaいおio酒sakeがga したたりshitatari落oちてchite
咲saいてみだれたitemidareta 夜yoがga恋koiしshi 夜yoruがga恋koiしshi
帯obiもmo身巾mihabaもmo 思omoいのino丈takeもmo
やせていくほどyaseteikuhodo 逢aいたくてitakute
情nasaけかわしたkekawashita 春haruがゆくgayuku
思omoいささげてisasagete 悔kuいないけれどinaikeredo
心kokoroがわりのgawarino 哀kanaしさよshisayo 哀kanaしさよshisayo
忘wasuれられてもreraretemo 忘wasuれはしないrehashinai
あとをatowo引hiくよなkuyona 夢yumeばかりbakari
月tsukiのno岬misakiのno 灯台toudaiよyo
恋koiのno闇路yamijiをwo 照teらしておくれrashiteokure
こんなkonna女onnaのno 行yuくku末sueをwo 行yuくku末sueをwo