木枯こがらしが 春はる吹ふき寄よせる
しょっぱい涙なみだが 花はなになるのね
山やまの吊つり橋ばしで 妹いもうとたちが
泣ないて手てを振ふった 幼おさない瞳ひとみ
便たよりもしないが がんばってるよ
…あれから何年なんねん 過すぎたでしょうか
夕焼ゆうやけが 目めがしら染そめる
石いしけり草笛くさぶえ はずむ想おもい出で
森もりの細ほそい道みち 仲良なかよし小良こよし
変かわりないだろか 子供こどもの頃ころの
ちいさな野のいちご やさしいえくぼ
…あれから何年なんねん 過すぎたでしょうか
"幸福こうふくは ひとつでいいの
目移めうつりするから 見み失しつしなうのよ"
夢ゆめのふきだまり 別わかれの駅えきで
汽車きしゃの窓越まどごしに 母かあさんがぽつり
あの日ひの言葉ことばが お守まもり袋ぶくろ
…あれから何年なんねん 過すぎたでしょうか
木枯kogaらしがrashiga 春haru吹fuきki寄yoせるseru
しょっぱいsyoppai涙namidaがga 花hanaになるのねninarunone
山yamaのno吊tsuりri橋bashiでde 妹imoutoたちがtachiga
泣naいてite手teをwo振fuったtta 幼osanaいi瞳hitomi
便tayoりもしないがrimoshinaiga がんばってるよganbatteruyo
…あれからarekara何年nannen 過suぎたでしょうかgitadesyouka
夕焼yuuyaけがkega 目meがしらgashira染soめるmeru
石ishiけりkeri草笛kusabue はずむhazumu想omoいi出de
森moriのno細hosoいi道michi 仲良nakayoしshi小良koyoしshi
変kawaりないだろかrinaidaroka 子供kodomoのno頃koroのno
ちいさなchiisana野noいちごichigo やさしいえくぼyasashiiekubo
…あれからarekara何年nannen 過suぎたでしょうかgitadesyouka
"幸福koufukuはha ひとつでいいのhitotsudeiino
目移meutsuりするからrisurukara 見mi失shitsuしなうのよshinaunoyo"
夢yumeのふきだまりnofukidamari 別wakaれのreno駅ekiでde
汽車kisyaのno窓越madogoしにshini 母kaaさんがぽつりsangapotsuri
あのano日hiのno言葉kotobaがga おo守mamoりri袋bukuro
…あれからarekara何年nannen 過suぎたでしょうかgitadesyouka