神様かみさま 僕ぼくは罪深つみぶかき子こでしょうか
罰ばつを受うけ入いれ生いき続つづけた
嵐あらしの夜よるを覆おおったのは蜃気楼しんきろう
暗闇くらやみの中なか 浮うかび消きえる
同おなじもの 同おなじだけ
"違ちがい"の優劣ゆうれつが愛あいを憎にくしみに変かえて
禁断きんだんの選択せんたくは愚おろかしくこの身み 滅ほろぼしゆく
償つぐないを求もとめれば浅あさましく晒さらされ
救すくわれるのか?
許ゆるされぬのならこの罪つみと
絶望ぜつぼうへ向むかう箱舟はこぶねで流ながしてはくれないか
二ふたつの身体からだと心こころは引ひき裂さかれた
望のぞんだのはこんな結末けつまつなのですか?
流離さすらいの地ちを踏ふむ脚あしを染そめていく
東ひがしの空そらに灼やける炎ほのお
灰はいは灰はいに 土つちは土つちに
還かえるべきところへ還かえれずいるのだろうか
終焉しゅうえんを声こえ高たかく告つげる鳥とりたちは撃うち落おとされ
見開みひらいた瞳めの奥おくで責せめ立たてて突つき刺さす
朽くちる同士どうしと
許ゆるされるのならその罰ばつで
息いきの根ねを止とめたその後ごにもう一度いちど笑わらいかけて
同おなじ喜よろこびと同おなじだけの痛いたみを
ねえ神様かみさま
ここは楽園らくえんなのですか?
神様kamisama 僕bokuはha罪深tsumibukaきki子koでしょうかdesyouka
罰batsuをwo受uけke入iれre生iきki続tsuduけたketa
嵐arashiのno夜yoruをwo覆ooったのはttanoha蜃気楼shinkirou
暗闇kurayamiのno中naka 浮uかびkabi消kiえるeru
同onaじものjimono 同onaじだけjidake
"違chigaいi"のno優劣yuuretsuがga愛aiをwo憎nikuしみにshimini変kaえてete
禁断kindanのno選択sentakuはha愚oroかしくこのkashikukono身mi 滅horoぼしゆくboshiyuku
償tsugunaいをiwo求motoめればmereba浅asaましくmashiku晒saraされsare
救sukuわれるのかwarerunoka?
許yuruされぬのならこのsarenunonarakono罪tsumiとto
絶望zetsubouへhe向muかうkau箱舟hakobuneでde流nagaしてはくれないかshitehakurenaika
二futaつのtsuno身体karadaとto心kokoroはha引hiきki裂saかれたkareta
望nozoんだのはこんなndanohakonna結末ketsumatsuなのですかnanodesuka?
流離sasuraいのino地chiをwo踏fuむmu脚ashiをwo染soめていくmeteiku
東higashiのno空soraにni灼yaけるkeru炎honoo
灰haiはha灰haiにni 土tsuchiはha土tsuchiにni
還kaeるべきところへrubekitokorohe還kaeれずいるのだろうかrezuirunodarouka
終焉syuuenをwo声koe高takaくku告tsuげるgeru鳥toriたちはtachiha撃uちchi落oとされtosare
見開mihiraいたita瞳meのno奥okuでde責seめme立taててtete突tsuきki刺saすsu
朽kuちるchiru同士doushiとto
許yuruされるのならそのsarerunonarasono罰batsuでde
息ikiのno根neをwo止toめたそのmetasono後goにもうnimou一度ichido笑waraいかけてikakete
同onaじji喜yorokoびとbito同onaじだけのjidakeno痛itaみをmiwo
ねえnee神様kamisama
ここはkokoha楽園rakuenなのですかnanodesuka?