どこまで歩あるけば良よい
もう酷ひどく疲つかれたわ
錆さび臭くさい指ゆびが手て招まねいて誘さそってる
"黒くろずくめのRoma"
媚こびるのは好すきじゃないわ
人間にんげんは狡ずるく なんて愚おろかなのでしょう
群むれを作つくるくせに
自分じぶんじゃなくて良よかったって
安堵あんどしながら石いしを投なげつける
あなたもあたしを可哀想かわいそうと言いって
優やさしいフリをしたんじゃないの?
どうして温あたたかい食事しょくじまで与あたえて
何なんの得とくになりもしないのに
呟つぶやいた
「寂さびしいね」
うるさい羽音はおとがジリジリ焦こげ付ついてる
"可哀想かわいそうなRoma"
孤独こどくの中なかで歌うたうの
一ひとつ一ひとつと 灯あかりが消きえる
幻まぼろしは儚はかなく 淡あわい期待きたいは虚むなしく
影かげを落おとすから 美うつくしいのでしょう
さよなら さよなら 生うまれ変かわれるなら
愚おろかで愛いとおしい者ものになりたい
あたしはあたしの最期さいごを彩いろどるの
毒どくを食くらわば皿さらまで舐なめて
精一杯せいいっぱい
生いきていた
どこまでdokomade歩aruけばkeba良yoいi
もうmou酷hidoくku疲tsukaれたわretawa
錆sabi臭kusaいi指yubiがga手te招maneいてite誘sasoってるtteru
"黒kuroずくめのzukumenoRoma"
媚koびるのはbirunoha好suきじゃないわkijanaiwa
人間ningenはha狡zuruくku なんてnante愚oroかなのでしょうkananodesyou
群muれをrewo作tsukuるくせにrukuseni
自分jibunじゃなくてjanakute良yoかったってkattatte
安堵andoしながらshinagara石ishiをwo投naげつけるgetsukeru
あなたもあたしをanatamoatashiwo可哀想kawaisouとto言iってtte
優yasaしいshiiフリfuriをしたんじゃないのwoshitanjanaino?
どうしてdoushite温atataかいkai食事syokujiまでmade与ataえてete
何nanのno得tokuになりもしないのにninarimoshinainoni
呟tsubuyaいたita
「寂sabiしいねshiine」
うるさいurusai羽音haotoがgaジリジリjirijiri焦koげge付tsuいてるiteru
"可哀想kawaisouなnaRoma"
孤独kodokuのno中nakaでde歌utaうのuno
一hitoつtsu一hitoつとtsuto 灯akaりがriga消kiえるeru
幻maboroshiはha儚hakanaくku 淡awaいi期待kitaiはha虚munaしくshiku
影kageをwo落oとすからtosukara 美utsukuしいのでしょうshiinodesyou
さよならsayonara さよならsayonara 生uまれmare変kaわれるならwarerunara
愚oroかでkade愛itoおしいoshii者monoになりたいninaritai
あたしはあたしのatashihaatashino最期saigoをwo彩irodoるのruno
毒dokuをwo食kuらわばrawaba皿saraまでmade舐naめてmete
精一杯seiippai
生iきていたkiteita