さみだれの空そらを 便箋びんせんにして
故ゆえなき哀かなしみ つらつら綴つづる
いつか あのひとと見みた夕焼ゆうやけ
茜あかい 帯おびと家々いえいえの屋根やね
明日あすは晴はれそうな薄闇うすやみの雨あめ
さみだれの雲くもは 墨色すみいろ流ながし
うち消けす想おもいに 沈しずんでゆくの
けれど 西にしの方ほうが朧おぼろげに
明あかり 見みえていたまぼろしに
希望きぼうを持もたせて 待またせたのに
あきらめたあのひとよ いちばん好すきだった頃ころが
今いまもまだ 今いまもまだ 心こころしめつけるの
さみだれ乱みだれて 記憶きおくの奥おくの
癒いやせぬ恋こいしさ つらつら辿たどる
いつか もう一度いちど会あえる日ひを
ずっと 探さがしてる放浪ほうろうの
お土産みやげばなしを書かき留とめるの
あきらめたあのひとよ どこかで変かわらずいて
いつまでも いつまでも 哀かなしみを下ください
あきらめたあのひとよ いちばん好すきだった頃ころが
今いまもまだ 今いまもまだ 心こころしめつけるの
さみだれのsamidareno空soraをwo 便箋binsenにしてnishite
故yueなきnaki哀kanaしみshimi つらつらtsuratsura綴tsuduるru
いつかitsuka あのひととanohitoto見miたta夕焼yuuyaけke
茜akaいi 帯obiとto家々ieieのno屋根yane
明日asuはha晴haれそうなresouna薄闇usuyamiのno雨ame
さみだれのsamidareno雲kumoはha 墨色sumiiro流nagaしshi
うちuchi消keすsu想omoいにini 沈shizuんでゆくのndeyukuno
けれどkeredo 西nishiのno方houがga朧oboろげにrogeni
明akaりri 見miえていたまぼろしにeteitamaboroshini
希望kibouをwo持moたせてtasete 待maたせたのにtasetanoni
あきらめたあのひとよakirametaanohitoyo いちばんichiban好suきだったkidatta頃koroがga
今imaもまだmomada 今imaもまだmomada 心kokoroしめつけるのshimetsukeruno
さみだれsamidare乱midaれてrete 記憶kiokuのno奥okuのno
癒iyaせぬsenu恋koiしさshisa つらつらtsuratsura辿tadoるru
いつかitsuka もうmou一度ichido会aえるeru日hiをwo
ずっとzutto 探sagaしてるshiteru放浪hourouのno
おo土産miyageばなしをbanashiwo書kaきki留toめるのmeruno
あきらめたあのひとよakirametaanohitoyo どこかでdokokade変kaわらずいてwarazuite
いつまでもitsumademo いつまでもitsumademo 哀kanaしみをshimiwo下kudaさいsai
あきらめたあのひとよakirametaanohitoyo いちばんichiban好suきだったkidatta頃koroがga
今imaもまだmomada 今imaもまだmomada 心kokoroしめつけるのshimetsukeruno