少年は旅の最中 歌詞 かりゆし58 ふりがな付

少年しょうねんは行いく
遠とおい空そらをあてもなく
駆かけ抜ぬける風かぜのように
流ながれる汗あせを拭ぬぐいもせず
信しんじるものだけを信しんじた 曇くもりない目め

恐おそれることはひとつもなく
可能性かのうせいには終おわりがなく続つづく

昨日きのうまでの全部ぜんぶ
今日きょうが塗ぬり替かえていく
誰だれのものでもない未来みらい

運命うんめい線せんよりも大事だいじなのは
広ひろげた掌てのひらをどれだけ伸のばすか

あの少年しょうねんを覚おぼえてるか
君きみや僕ぼくの中なかにいる
彼かれの名前なまえはそう「希望きぼう」
悲かなしみの果はて 闇やみの彼方かなた
どこにいたって見みえる光ひかり 聴きこえてくる旋律せんりつ
胸むねの奥おくから

いつしか君きみは大人おとなになり
思おもい出でを数かぞえてばかりの暮くらし

自分じぶんをごまかして「ここがゴールなんだ」って
もう傷付きずつきたくないから

夢ゆめを奪うばうだけの現実げんじつなら
自分自身じぶんじしんの手てで風穴かざあなを開あけろ

まだ少年しょうねんは旅たびの最中さいちゅう
本当ほんとうの君きみを探さがしている
声こえの限かぎり叫さけびながら
諦あきらめを捨すて 迷まよいを捨すて
裸はだかのままの情熱じょうねつに
心こころを焦こがして走はしる 君きみのもとへ

耳みみを澄すませば「思おもい出だしてくれたかい?」
少年しょうねんは辿たどり着ついた
今いま君きみが笑わらったから
新あらたなドアを開ひらけたから
この旅路たびじはもう君きみのものだ
世界中せかいじゅうのどこへでも 君きみがそれを望のぞむならば

そう 自由じゆうは無限むげんだ
希望きぼうは普遍ふへんだ
少年しょうねんは行いく 君きみと共ともに