影を慕いて 歌詞
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雨あめに日ひに
月つきにやるせぬ わが想おもい
つつめば燃もゆる 胸むねの火ひに
身みは焦こがれつつ しのびなく
わびしさよ せめて痛いたみの
なぐさめに
ギターをとりて 爪弾つまびけば
どこまで時雨しぐれ ゆく秋あきぞ
振音とれもろさびし 身みは悲かなし
君きみ故ゆえに 永ながき人世ひとよを
霜枯しもがれて
永遠とわに春はる見みぬ わが運命さだめ
永ながろうべきか 空蝉うつせみの
儚はかなき影かげよ わが恋こいよ
馬骨
2022/05/06 04:20
昭和7年発売の古賀メロディーの原点である・・令和の今日世相も変わり、恋もスマホの時代に成っているが、人の心の底辺に流れる恋の甘さ、恋に破れた時の辛さは変わらず残っており、この歌が人々の心のどこかに残っているのは、時代は変わっても、人は変わらないと言う事である・・侘しさよ、せめて傷みの慰めに、ギターを取りてつま弾けば、何処まで時雨れ行く秋ぞ、トレモロ侘し身は哀し・・古賀の心の叫びである・・