夜更よふけの酒場さかばの みなしごは
淋さびしさ恋こいしさ かきまぜて
ほろり ほろほろ 呑のんでいる
あんな男おとこに いつまでも
未練みれんの糸いとが からむから
酒さけよ 今夜こんやは ほどいてよ
女おんなはふたりで 居いたいのに
男おとこは身軽みがるに なりたくて
そして私わたしは またひとり
花はなを散ちらした あの夜よるが
まちがいなのか 初うぶなのか
酒さけよ 今夜こんやは 教おしえてよ
しあわせもどきの 硝子玉がらすだま
割われても不思議ふしぎじゃないけれど
なんでこの手てに 握にぎらせた
春はるがそこまで 来きてるのに
私わたしの胸むねは 冬ふゆのまま
酒さけよ 今夜こんやは 酔よわせてよ
夜更yofuけのkeno酒場sakabaのno みなしごはminashigoha
淋sabiしさshisa恋koiしさshisa かきまぜてkakimazete
ほろりhorori ほろほろhorohoro 呑noんでいるndeiru
あんなanna男otokoにni いつまでもitsumademo
未練mirenのno糸itoがga からむからkaramukara
酒sakeよyo 今夜konyaはha ほどいてよhodoiteyo
女onnaはふたりでhafutaride 居iたいのにtainoni
男otokoはha身軽migaruにni なりたくてnaritakute
そしてsoshite私watashiはha またひとりmatahitori
花hanaをwo散chiらしたrashita あのano夜yoruがga
まちがいなのかmachigainanoka 初ubuなのかnanoka
酒sakeよyo 今夜konyaはha 教oshiえてよeteyo
しあわせもどきのshiawasemodokino 硝子玉garasudama
割waれてもretemo不思議fushigiじゃないけれどjanaikeredo
なんでこのnandekono手teにni 握nigiらせたraseta
春haruがそこまでgasokomade 来kiてるのにterunoni
私watashiのno胸muneはha 冬fuyuのままnomama
酒sakeよyo 今夜konyaはha 酔yoわせてよwaseteyo