どこからか声こえがする
それは姿すがたのないもの
遥はるか遠どおい昔むかしには
平和へいわな国くにがあったこと
美うつくしい 森もりや川かわが
駈かけて行いく ガゼルの群むれが
みんな何処どこへ行いってしまったのだろう
音おともなく雪ゆきが降ふる
すべてのものの上うえに
争あらそいも哀かなしみも
解とかす日ひが来くるまで
降ふりつもる雪ゆきは白しろく
ひたすらに降ふりつづける
いつか 目めを覚さますもの達たちのために
雪ゆきは降ふりつづく ただ静しずかに
どこからかdokokaraka声koeがするgasuru
それはsoreha姿sugataのないものnonaimono
遥haruかka遠dooいi昔mukashiにはniha
平和heiwaなna国kuniがあったことgaattakoto
美utsukuしいshii 森moriやya川kawaがga
駈kaけてkete行iくku ガゼルgazeruのno群muれがrega
みんなminna何処dokoへhe行iってしまったのだろうtteshimattanodarou
音otoもなくmonaku雪yukiがga降fuるru
すべてのもののsubetenomonono上ueにni
争arasoいもimo哀kanaしみもshimimo
解toかすkasu日hiがga来kuるまでrumade
降fuりつもるritsumoru雪yukiはha白shiroくku
ひたすらにhitasurani降fuりつづけるritsudukeru
いつかitsuka 目meをwo覚saますものmasumono達tachiのためにnotameni
雪yukiはha降fuりつづくritsuduku ただtada静shizuかにkani