しなやかに丘おかをかけて
吹ふきすさぶ風かぜに向むかう
やがて短みじかい夏なつが終おわり
すべてが白しろくおおわれる
大地だいちのWhite Wolf
育そだつもの見守みまもるように
愛あいするもの達たちのために
澄すんだ瞳ひとみがとらえたもの
まっすぐ彼かれをかりたてる
走はしりつづけた
傷きずついた足あしを
ただいやす時ときを待まちつづけ
生いきること諦あきらめはしない
高たかい空そらに向むかい吠ほえる
氷こおりの海うみを渡わたって行いく
孤独こどくが叫さけび木霊こだまする
耳みみの奥おくで
いつか密ひそかな花はなの中なかで
ふたたびその眼めを覚さまさない
静しずかな朝あさ
雪ゆきにかわる
しなやかにshinayakani丘okaをかけてwokakete
吹fuきすさぶkisusabu風kazeにni向muかうkau
やがてyagate短mijikaいi夏natsuがga終oわりwari
すべてがsubetega白shiroくおおわれるkuoowareru
大地daichiのnoWhite Wolf
育sodaつものtsumono見守mimamoるようにruyouni
愛aiするものsurumono達tachiのためにnotameni
澄suんだnda瞳hitomiがとらえたものgatoraetamono
まっすぐmassugu彼kareをかりたてるwokaritateru
走hashiりつづけたritsuduketa
傷kizuついたtsuita足ashiをwo
ただいやすtadaiyasu時tokiをwo待maちつづけchitsuduke
生iきることkirukoto諦akiraめはしないmehashinai
高takaいi空soraにni向muかいkai吠hoえるeru
氷kooriのno海umiをwo渡wataってtte行iくku
孤独kodokuがga叫sakeびbi木霊kodamaするsuru
耳mimiのno奥okuでde
いつかitsuka密hisoかなkana花hanaのno中nakaでde
ふたたびそのfutatabisono眼meをwo覚saまさないmasanai
静shizuかなkana朝asa
雪yukiにかわるnikawaru