真昼まひるのビル風かぜとため息いきの中なか
舗道ほどうとシグナルが陽炎かげろうに舞まう
通とおりをすれ違ちがうひとときの間あいだに
きらめく長ながい髪かみをほどいた女性じょせい
覚おぼえのある香かおりに
振ふり返かえるとすぐに
あなたが好すきだった
花はなを想おもい出だしてた
夏なつの匂におい懐なつかしい
あの人ひとの香かおり
雨上あめあがりのアスファルト
むせかえるような
日々ひびの彼方かなた
流ながれる退屈たいくつなテレビが笑わらう
このまま過すぎて行いく夜よるを見送みおくる
孤独こどくな一日いちにちを忘わすれるために
いつものようにまた髪かみを洗あらえば
覚おぼえのある香かおりに
ふと手てをとめていた
それはあなたがいた
遠とおい日ひの想おもい出で
冬ふゆの匂におい懐なつかしい
あの人ひとの香かおり
白しろくけむるスチームで
汗あせをかいた窓まど
悲かなしすぎて
誰だれでも記憶きおくの中なか
香かおりを抱だきしめる
それは時ときを越こえて
ふいに現あらわれるもの
風かぜの匂におい移うつり行ゆく
季節きせつの香かおり
気きづくたびに蘇よみがえる
想おもいがあるから
時ときの匂におい遙はるかな日々ひびに
見みていた
茜空あかねぞらに映うつるような
恋こいよもう一度いちど
真昼mahiruのnoビルbiru風kazeとためtotame息ikiのno中naka
舗道hodouとtoシグナルshigunaruがga陽炎kagerouにni舞maうu
通tooりをすれriwosure違chigaうひとときのuhitotokino間aidaにni
きらめくkirameku長nagaいi髪kamiをほどいたwohodoita女性josei
覚oboえのあるenoaru香kaoりにrini
振fuりri返kaeるとすぐにrutosuguni
あなたがanataga好suきだったkidatta
花hanaをwo想omoいi出daしてたshiteta
夏natsuのno匂nioいi懐natsuかしいkashii
あのano人hitoのno香kaoりri
雨上ameaがりのgarinoアスファルトasufaruto
むせかえるようなmusekaeruyouna
日々hibiのno彼方kanata
流nagaれるreru退屈taikutsuなnaテレビterebiがga笑waraうu
このままkonomama過suぎてgite行iくku夜yoruをwo見送miokuるru
孤独kodokuなna一日ichinichiをwo忘wasuれるためにrerutameni
いつものようにまたitsumonoyounimata髪kamiをwo洗araえばeba
覚oboえのあるenoaru香kaoりにrini
ふとfuto手teをとめていたwotometeita
それはあなたがいたsorehaanatagaita
遠tooいi日hiのno想omoいi出de
冬fuyuのno匂nioいi懐natsuかしいkashii
あのano人hitoのno香kaoりri
白shiroくけむるkukemuruスチsuchiームmuでde
汗aseをかいたwokaita窓mado
悲kanaしすぎてshisugite
誰dareでもdemo記憶kiokuのno中naka
香kaoりをriwo抱daきしめるkishimeru
それはsoreha時tokiをwo越koえてete
ふいにfuini現arawaれるものrerumono
風kazeのno匂nioいi移utsuりri行yuくku
季節kisetsuのno香kaoりri
気kiづくたびにdukutabini蘇yomigaeるru
想omoいがあるからigaarukara
時tokiのno匂nioいi遙haruかなkana日々hibiにni
見miていたteita
茜空akanezoraにni映utsuるようなruyouna
恋koiよもうyomou一度ichido