雪ゆきが哀かなしく 積つもりもせずに
冬ふゆの流ながれに 溶とけては消きえる
胸むねに刻きざんだ 別わかれ文字もじ
読よめば泣なけます 切せつなさに
どこへどこへ行いきつく きさらぎの川かわ
旅たびの日暮ひぐれは 瀬音せおとがしみて
こころ細ぼそさに 灯あかりもにじむ
いのち削けずった この恋こいに
なんで幸しあわせ 届とどかない
未練みれん未練みれん棹さおさす きさらぎの川かわ
夜空そらと水面みなもに 別わかれた月つきは
添そえるはずない 二人ふたりのさだめ
影かげを探さがして 振ふり向むけば
風かぜが野末のずえに 吹ふき渡わたる
どこへどこへ行いきつく きさらぎの川かわ
雪yukiがga哀kanaしくshiku 積tsuもりもせずにmorimosezuni
冬fuyuのno流nagaれにreni 溶toけてはketeha消kiえるeru
胸muneにni刻kizaんだnda 別wakaれre文字moji
読yoめばmeba泣naけますkemasu 切setsuなさにnasani
どこへどこへdokohedokohe行iきつくkitsuku きさらぎのkisaragino川kawa
旅tabiのno日暮higuれはreha 瀬音seotoがしみてgashimite
こころkokoro細bosoさにsani 灯akaりもにじむrimonijimu
いのちinochi削kezuったtta このkono恋koiにni
なんでnande幸shiawaせse 届todoかないkanai
未練miren未練miren棹saoさすsasu きさらぎのkisaragino川kawa
夜空soraとto水面minamoにni 別wakaれたreta月tsukiはha
添soえるはずないeruhazunai 二人futariのさだめnosadame
影kageをwo探sagaしてshite 振fuりri向muけばkeba
風kazeがga野末nozueにni 吹fuきki渡wataるru
どこへどこへdokohedokohe行iきつくkitsuku きさらぎのkisaragino川kawa