色いろも寂さびしく 花菖蒲はなしょうぶ
女おんなの涙なみだを また誘さそう
水路すいろを廻めぐる 小舟こぶねのように
心こころがあなたに 戻もどります
水面みなもに浮うかぶ 面影おもかげを
なぜに揺ゆらすか 柳川やながわしぐれ
胸むねにすがって 止とめてたら
別わかれはなかった はずですか
私わたしの愛あいが 重荷おもにだなんて
知しらずにいました あの日ひまで
あきらめきれぬ 愚おろかさを
そっと叱しかって 柳川やながわしぐれ
掬すくいきれない 水みずのよに
幸しあわせ指ゆびから こぼれ散ちる
冷つめたく肩かたに そぼ降ふる雨あめが
心こころの中なかまで しみて行いく
忘わすれる時ときは いつになる
どうぞおしえて 柳川やながわしぐれ
色iroもmo寂sabiしくshiku 花菖蒲hanasyoubu
女onnaのno涙namidaをwo またmata誘sasoうu
水路suiroをwo廻meguるru 小舟kobuneのようにnoyouni
心kokoroがあなたにgaanatani 戻modoりますrimasu
水面minamoにni浮uかぶkabu 面影omokageをwo
なぜにnazeni揺yuらすかrasuka 柳川yanagawaしぐれshigure
胸muneにすがってnisugatte 止toめてたらmetetara
別wakaれはなかったrehanakatta はずですかhazudesuka
私watashiのno愛aiがga 重荷omoniだなんてdanante
知shiらずにいましたrazuniimashita あのano日hiまでmade
あきらめきれぬakiramekirenu 愚oroかさをkasawo
そっとsotto叱shikaってtte 柳川yanagawaしぐれshigure
掬sukuいきれないikirenai 水mizuのよにnoyoni
幸shiawaせse指yubiからkara こぼれkobore散chiるru
冷tsumeたくtaku肩kataにni そぼsobo降fuるru雨ameがga
心kokoroのno中nakaまでmade しみてshimite行iくku
忘wasuれるreru時tokiはha いつになるitsuninaru
どうぞおしえてdouzooshiete 柳川yanagawaしぐれshigure