哀秋 歌詞 島倉千代子 ふりがな付

誰だれといても 寂さびしくなる
微笑わらいながら 泣なきたくなる

風かぜの中なかを 枯葉かれはが舞まい
何なにもかもが 朽くちてゆくの

見みあげた青空あおぞら 哀かなしい色いろだわ
あの日ひのふたりが 涙なみだに滲にじんでいる

外苑前がいえんまえ 銀杏いちょう並木いちょうなみき
あのひとと 歩あるいた道みち

(台詞せりふ)
静しずかね… 秋あきの夜よるは…
コーヒーでもいれましょうか
お砂糖さとうはひとつだったわね?
ねぇ あなた 聞きこえてる?
そっか… あなたはもういないのね
私わたしはひとり ひとりきり…
思おもい出での中なかで
あなたはいつも 微笑わらっているのに…

私わたしの時間じかんは 止とまったままなの
あなたが今いまにも 帰かえってくる気きがする

いつか夜よるも 明あけてゆくわ
この部屋へやにも朝あさの光ひかり