リラの花咲く頃 歌詞
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
ほのかな 夢ゆめの香こうに
ああ 想おもい出でのあのささやき
遠とおくはるかに 聞きこえくるよ
リラの花はなが 胸むねに散ちる今宵こよい
やさしく 手てを組くみし
ああ 過すぎし日ひのあのメロディ
霧きりのかなたに 流ながれ行いくよ
リラの花はなが 胸むねに哭なく今宵こよい
はるばる 別わかれきて
ああ なつかしのあのおもかげ
ひとり狭霧さぎりの 径けいを行いくよ
馬骨
2022/12/29 03:11
1951年(昭和26年)寺尾智沙作詞、田村しげる作曲の歌である・・大きく口を開けて流れるように歌う岡本敦郎にしては、声は通るが、しっとりとした恋歌である・・リラの花が胸に哭く今宵、はるばる別れ来て、ああ懐かしのあの面影、ひとり狭霧の径を行くよ・・希望に跳ね返るような岡本の歌にしては珍しくしっとりとした味わいの深い歌である・・