夜よるが凍しばれて 雪ゆきにかわれば
しゅるしゅると 胸むねが哭なく
どうせのめない きついお酒さけが
たまらなく ほしくなる
北きたへ北きたへと あの人ひとを追おいかけて
いつか はぐれた 煉瓦れんがの都と
わたし雪虫ゆきむし ひとりぼっちよ
探さがして あなた
鞄かばんひとつで 降ふりたあの駅えき
アカシヤが 咲さいていた
恋こいのうす着ちゃくに 季節きせつながれて
札幌さっぽろは 冬ふゆ模様もよう
北きたへ北きたへと たずねびと迷まよいびと
いくつ数かぞえた なみだの月日つきひ
噂うわさひろって 愛あいをつないで
泣ないてる わたし
肌はだになじんだ 黒くろいドレスは
あのひとが 好すきな服ふく
窓まどに行いき交かう 出船でふね・入船いりふね
さいはての ベイホテル
北きたへ北きたへと この先さきはどこへゆく
旅たびの終おわりね 淋さびしさしみる
わたし雪虫ゆきむし こゝにいるのよ
逢あいたい あなた
夜yoruがga凍shibaれてrete 雪yukiにかわればnikawareba
しゅるしゅるとsyurusyuruto 胸muneがga哭naくku
どうせのめないdousenomenai きついおkitsuio酒sakeがga
たまらなくtamaranaku ほしくなるhoshikunaru
北kitaへhe北kitaへとheto あのano人hitoをwo追oいかけてikakete
いつかitsuka はぐれたhagureta 煉瓦rengaのno都to
わたしwatashi雪虫yukimushi ひとりぼっちよhitoribotchiyo
探sagaしてshite あなたanata
鞄kabanひとつでhitotsude 降fuりたあのritaano駅eki
アカシヤakashiyaがga 咲saいていたiteita
恋koiのうすnousu着chakuにni 季節kisetsuながれてnagarete
札幌sapporoはha 冬fuyu模様moyou
北kitaへhe北kitaへとheto たずねびとtazunebito迷mayoいびとibito
いくつikutsu数kazoえたeta なみだのnamidano月日tsukihi
噂uwasaひろってhirotte 愛aiをつないでwotsunaide
泣naいてるiteru わたしwatashi
肌hadaになじんだninajinda 黒kuroいiドレスdoresuはha
あのひとがanohitoga 好suきなkina服fuku
窓madoにni行iきki交kaうu 出船defune・入船irifune
さいはてのsaihateno ベイホテルbeihoteru
北kitaへhe北kitaへとheto このkono先sakiはどこへゆくhadokoheyuku
旅tabiのno終owaりねrine 淋sabiしさしみるshisashimiru
わたしwatashi雪虫yukimushi こkoゝにいるのよniirunoyo
逢aいたいitai あなたanata