山背やませが吼ほえれば いきなり風吹ふぶき
ひと荒あれきそうな 空模様そらもよう
沖おきはこれから 男おとこの季節きせつ
肚はらをくくって 漁場ぎょじょうに挑いどむ
鴎かもめ 仲間なかまの 船ふねはゆく
あれこれ気きをもむ 可愛かわいいあいつ
必かならず届とどける 幸しあわせを
そんな約束やくそく 忘わすれはしない
待まっていてくれ 辛つらいだろうが
明日あすはお前まえに 大漁節たいりょうぶし
飛沫しぶきを飛とばして 暴あばれる海うみに
ゴムの合羽かっぱで 仁王立におうだち
修羅場しゅらば続つづきの 仕事場しごとばだから
意地いじで踏ふん張ばる 正念場しょうねんばだと
握にぎるこぶしで 船ふねはゆく
山背yamaseがga吼hoえればereba いきなりikinari風吹fubuki
ひとhito荒aれきそうなrekisouna 空模様soramoyou
沖okiはこれからhakorekara 男otokoのno季節kisetsu
肚haraをくくってwokukutte 漁場gyojouにni挑idoむmu
鴎kamome 仲間nakamaのno 船funeはゆくhayuku
あれこれarekore気kiをもむwomomu 可愛kawaiいあいつiaitsu
必kanaraずzu届todoけるkeru 幸shiawaせをsewo
そんなsonna約束yakusoku 忘wasuれはしないrehashinai
待maっていてくれtteitekure 辛tsuraいだろうがidarouga
明日asuはおhao前maeにni 大漁節tairyoubushi
飛沫shibukiをwo飛toばしてbashite 暴abaれるreru海umiにni
ゴムgomuのno合羽kappaでde 仁王立nioudaちchi
修羅場syuraba続tsuduきのkino 仕事場shigotobaだからdakara
意地ijiでde踏fuんn張baるru 正念場syounenbaだとdato
握nigiるこぶしでrukobushide 船funeはゆくhayuku