涙なみださえ 凍こおる北きたの海うみに
住すみなれた 男おとこの
さよならは 冷さめたい
あの女こには すまないが
親子おやこ三さん代だいの
骨ほねをうずめる
納沙布のさっぷは 納沙布のさっぷは
俺おれの ゆりかご
あのひとの 長ながい髪かみをつつむ
水色みずいろの 角巻かくまき
だきしめて 別わかれた
あの日ひから ひとつずつ
消けした カレンダーの
赤あかい インクは
逢あいたさの 逢あいたさの
熱あつい 炎ほのおよ
アザラシの 群むれが啼ないて暮くれる
流氷りゅうひょうの 彼方かなたに
夕月ゆうづきが のぼれば
荒あらくれた この俺おれの
胸むねの丸窓まるまどに
すてた 故郷こきょうの
妹いもうとや 弟おとうとの
顔かおが うかぶよ
涙namidaさえsae 凍kooるru北kitaのno海umiにni
住suみなれたminareta 男otokoのno
さよならはsayonaraha 冷saめたいmetai
あのano女koにはniha すまないがsumanaiga
親子oyako三san代daiのno
骨honeをうずめるwouzumeru
納沙布nosappuはha 納沙布nosappuはha
俺oreのno ゆりかごyurikago
あのひとのanohitono 長nagaいi髪kamiをつつむwotsutsumu
水色mizuiroのno 角巻kakumaki
だきしめてdakishimete 別wakaれたreta
あのano日hiからkara ひとつずつhitotsuzutsu
消keしたshita カレンダkarendaーのno
赤akaいi インクinkuはha
逢aいたさのitasano 逢aいたさのitasano
熱atsuいi 炎honooよyo
アザラシazarashiのno 群muれがrega啼naいてite暮kuれるreru
流氷ryuuhyouのno 彼方kanataにni
夕月yuudukiがga のぼればnoboreba
荒araくれたkureta このkono俺oreのno
胸muneのno丸窓marumadoにni
すてたsuteta 故郷kokyouのno
妹imoutoやya 弟otoutoのno
顔kaoがga うかぶよukabuyo