一いち夜やの博多はかたで 見み染そめたあなた
淡あわい恋こいとは 知しりながら
別わかれのつらさに 筑前ちくぜん絞しぼり
しめた帯おびさえ すすり泣なく
あなたは今頃いまごろ 海峡かいきょうをこえる
呼よんで帰かえらぬ 旅たびの人ひと
女おんなの嘆なげきは 面影おもかげ抱だいて
千代せんよの松原まつばら 待まつばかり
七なないろネオンの 中州なかすの街まちも
ひとり歩あるけば 君きみ恋こいし
仲なかよく並ならんだ 相合傘あいあいがさの
博多はかた人形にんぎょうに また涙なみだ
逢あう間まは短みじかし 待まつ身みは長ながし
なにをくよくよ 柳町やなぎまち
爪弾つまびき淋さびしい 博多はかたのワルツ
弾ひけば港みなとが 雨あめとなる
一ichi夜yaのno博多hakataでde 見mi染soめたあなたmetaanata
淡awaいi恋koiとはtoha 知shiりながらrinagara
別wakaれのつらさにrenotsurasani 筑前chikuzen絞shiboりri
しめたshimeta帯obiさえsae すすりsusuri泣naくku
あなたはanataha今頃imagoro 海峡kaikyouをこえるwokoeru
呼yoんでnde帰kaeらぬranu 旅tabiのno人hito
女onnaのno嘆nageきはkiha 面影omokage抱daいてite
千代senyoのno松原matsubara 待maつばかりtsubakari
七nanaいろiroネオンneonのno 中州nakasuのno街machiもmo
ひとりhitori歩aruけばkeba 君kimi恋koiしshi
仲nakaよくyoku並naraんだnda 相合傘aiaigasaのno
博多hakata人形ningyouにni またmata涙namida
逢aうu間maはha短mijikaしshi 待maつtsu身miはha長nagaしshi
なにをくよくよnaniwokuyokuyo 柳町yanagimachi
爪弾tsumabiきki淋sabiしいshii 博多hakataのnoワルツwarutsu
弾hiけばkeba港minatoがga 雨ameとなるtonaru