小雨こさめに滲にじんだ 湯ゆ煙けむりが
おまえの姿すがた うつしだす
流ながれ水面みなもの あのせせらぎは
泣ないてこの俺おれ 呼よぶ声こえか
ひとり肥前路ひぜんじ 湯ゆの里さとしぐれ
おまえのそばだけ 幸しあわせが
避よけてるような 薄うすい肩かた
たった一言ひとこと どこへも行ゆくな
言いえばよかった あの時ときに
悔くやむ心こころに 湯ゆの里さとしぐれ
湯ゆの町まち銀座ぎんざの 縄なわのれん
ひとしお沁しみる コップ酒ざけ
躰からだ壊こわして いないだろうか
せめて届とどけよ 風かぜ便だより
明日あすも降ふるのか 湯ゆの里さとしぐれ
小雨kosameにni滲nijiんだnda 湯yu煙kemuりがriga
おまえのomaeno姿sugata うつしだすutsushidasu
流nagaれre水面minamoのno あのせせらぎはanoseseragiha
泣naいてこのitekono俺ore 呼yoぶbu声koeかka
ひとりhitori肥前路hizenji 湯yuのno里satoしぐれshigure
おまえのそばだけomaenosobadake 幸shiawaせがsega
避yoけてるようなketeruyouna 薄usuいi肩kata
たったtatta一言hitokoto どこへもdokohemo行yuくなkuna
言iえばよかったebayokatta あのano時tokiにni
悔kuyaむmu心kokoroにni 湯yuのno里satoしぐれshigure
湯yuのno町machi銀座ginzaのno 縄nawaのれんnoren
ひとしおhitoshio沁shiみるmiru コップkoppu酒zake
躰karada壊kowaしてshite いないだろうかinaidarouka
せめてsemete届todoけよkeyo 風kaze便dayoりri
明日asuもmo降fuるのかrunoka 湯yuのno里satoしぐれshigure