五線紙の街 歌詞 BEGIN ふりがな付

はじめはピアノ一台いちだいだけで何なにもなかったさ
慣なれてしまったが気きに入いらないのが
隣となりの高速道路こうそくどうろだけ

すぐに行いき付つけの店みせを見みつけて
大将たいしょうには世話せわになり
仕事しごとの愚痴ぐちをこぼしながら
何度なんども潰つぶれてしまった

でもこの部屋へやに入はいりきれない
夢ゆめと情熱じょうねつを持もっていた

この街まちから始はじまり この街まちで迷まよい
この街まちで奏かなでて この街まちで歌うたった
今度こんどの休やすみにこの街まちを離はなれる

はじめはひとりで良よかったお気きに入いりのソファーも
今いまではすっかり俺おれとお前まえの
洗濯物せんたくものの定位置ていいちさ

川沿かわぞいのグラウンド 子供達こどもたちの声こえ
微かすかに見みえる富士山ふじさん
いつもと変かわらないこの景色けしきが
今日きょうは優やさしく見みえる

もうこの部屋へやに入はいりきれない
たくさんの想おもい出でたち

この街まちで愛あいして この街まちで結むすばれ
この街まちで泣ないて この街まちで笑わらった
今度こんどの休やすみにこの街まちを離はなれる

この街まちから始はじまり この街まちで迷まよい
この街まちで奏かなでて この街まちで歌うたった
本当ほんとうに本当ほんとうにお世話せわになりました

そしてまた新あたらしい歌うたを書かき始はじめる