海峡かもめ 歌詞 桜井くみ子 ふりがな付

凍こごえるような 指先ゆびさきを
そっと吐息といきで 温あたためる
群むれをはぐれた かもめが一羽いちわ
渚なぎさの砂すなで 淋さびしそう
あなたに逢あいに はるばると
ひとりで来きました 海峡かいきょう越こえて

あなたに二度にどと 逢あうまいと
誓ちかう心こころも 無駄むだでした
恋こいにせつなく 泣ないてる胸むねを
も一度いちど逢あって 伝つたえたい
愛あいしたころの 思おもい出でが
涙なみだににじむの 燈台とうだい灯あかり

冷つめたい海うみに 身みを投なげて
愛あいの苦くるしみ 忘わすれたい
情なさけあるなら 恋こいしいひとに
心こころの底そこで 好すきですと
波間なみまに叫さけぶ この声こえを
とどけておくれよ 海峡かいきょうかもめ