火遊び 歌詞 前川清 ふりがな付

抱だかれるために髪かみを洗あらって
逢あいにゆくのが ふいに淋さびしい

男おとこなんてずるい
女おんななんて寒さむい
胸むねの奥おくに夢ゆめで火ひをつける

さよならより哀かなしいものは
明日あしたのない優やさしさですか
燃もえ上あがれば重荷おもにになるから
涙なみだでそっと消けせるほどの火遊ひあそびでいい

帰かえさないよと決けっして言いわない
そんなあなたがいつも淋さびしい

愛あいは追おえば逃にげる
風かぜが泣ないてうねる
熱あつい闇やみに夢ゆめがやけどする

幻まぼろしよりはかないものは
心こころのないぬくもりですか
燃もえ尽つきれば終おわりになるから
吐息といきにそっと揺ゆれるほどの火遊ひあそびでいい

さよならより哀かなしいものは
明日あしたのない優やさしさですか
燃もえ上あがれば重荷おもにになるから
涙なみだでそっと消けせるほどの火遊ひあそびでいい