季節きせつはずれの 螢ほたるがひとつ
そっとあなたに すがって生いきる
「春はるをください」 この手てのひらに
闇やみにはらはら 舞まい散ちる雪ゆきは
女おんなごころの 夢ゆめ追おい螢ほたる
少すこし遅おくれて うしろを歩あるく
そんな癖くせさえ ぬけない私わたし
「明日あしたをください」この手てのひらに
あなたのために 尽ことごとくせるならば
遅おくれた春はるを 悔くやみはしない
窓まどに積つもった運命うんめいの雪ゆきも
やがて溶とければ 明日あしたが見みえる
「夢ゆめをください」 この手てのひらに
涙なみだひとすじ 夜霧よぎりに変かえて
命いのちを灯ともす しあわせ螢ほたる
季節kisetsuはずれのhazureno 螢hotaruがひとつgahitotsu
そっとあなたにsottoanatani すがってsugatte生iきるkiru
「春haruをくださいwokudasai」 このkono手teのひらにnohirani
闇yamiにはらはらniharahara 舞maいi散chiるru雪yukiはha
女onnaごころのgokorono 夢yume追oいi螢hotaru
少sukoしshi遅okuれてrete うしろをushirowo歩aruくku
そんなsonna癖kuseさえsae ぬけないnukenai私watashi
「明日ashitaをくださいwokudasai」このkono手teのひらにnohirani
あなたのためにanatanotameni 尽kotogotoくせるならばkuserunaraba
遅okuれたreta春haruをwo 悔kuやみはしないyamihashinai
窓madoにni積tsuもったmotta運命unmeiのno雪yukiもmo
やがてyagate溶toければkereba 明日ashitaがga見miえるeru
「夢yumeをくださいwokudasai」 このkono手teのひらにnohirani
涙namidaひとすじhitosuji 夜霧yogiriにni変kaえてete
命inochiをwo灯tomoすsu しあわせshiawase螢hotaru