傷いためたつばさ 羽はばたかせ
鴎かもめが一羽いちわ 空そらを行いく
渡わたり切きれずに 海うみに落おちても
水平線すいへいせんを 夢ゆめに見みるだろう
寄よせくる波なみが 男おとこの感傷さみしさ
わかってくれる… 紀州きしゅう千畳敷せんじょうじき
三段壁さんだんべきに たたずめば
怒涛どとうに頬ほおを 叩たたかれる
凍こおりついてた 胸むねの真まん中なか
いのちの炎ほのお 不意ふいに燃もえ上あがる
忘わすれた何なにか 思おもい出だすような
海鳴うみなりのうた… 紀州きしゅう千畳敷せんじょうじき
円月島えんげつとうに 目めを凝こらし
真実しんじつ一ひとつ 見みつけ出だす
沈しずむ夕陽ゆうひが 海うみに浮うかべた
黄金おうごんの道みち あすに続つづいてる
はるかな潮風かぜが 男おとこの背中せなかを
包つつんでくれる… 紀州きしゅう千畳敷せんじょうじき
傷itaめたつばさmetatsubasa 羽haばたかせbatakase
鴎kamomeがga一羽ichiwa 空soraをwo行iくku
渡wataりri切kiれずにrezuni 海umiにni落oちてもchitemo
水平線suiheisenをwo 夢yumeにni見miるだろうrudarou
寄yoせくるsekuru波namiがga 男otokoのno感傷samishisa
わかってくれるwakattekureru… 紀州kisyuu千畳敷senjoujiki
三段壁sandanbekiにni たたずめばtatazumeba
怒涛dotouにni頬hooをwo 叩tataかれるkareru
凍kooりついてたritsuiteta 胸muneのno真maんn中naka
いのちのinochino炎honoo 不意fuiにni燃moえe上aがるgaru
忘wasuれたreta何naniかka 思omoいi出daすようなsuyouna
海鳴uminaりのうたrinouta… 紀州kisyuu千畳敷senjoujiki
円月島engetsutouにni 目meをwo凝koらしrashi
真実shinjitsu一hitoつtsu 見miつけtsuke出daすsu
沈shizuむmu夕陽yuuhiがga 海umiにni浮uかべたkabeta
黄金ougonのno道michi あすにasuni続tsuduいてるiteru
はるかなharukana潮風kazeがga 男otokoのno背中senakaをwo
包tsutsuんでくれるndekureru… 紀州kisyuu千畳敷senjoujiki