韃靼海峡 歌詞 鳥羽一郎 ふりがな付

凍こおる飛沫しぶきの 横殴よこなぐり
泣なくな吠ほえるな あばれ海うみ
船ふねの舳先へさきで 仁王立におうだち
油断ゆだんをしてたら あっさり落おとされる
北きたの海原うなばら そのまた北きたの果はて
一度いちどこの目めで この目めで見みたくて…
行いくぞ どこまでも どんと 荒波あらなみうけて
男おとこが心こころに 決きめたら やるだけ
越こえてゆきたい 韃靼だったん海峡かいきょう

白しろい柔肌やわはだ ぬくもりを
揺ゆれる寝床ねどこで 思おもい出だす
無事ぶじを祈いのって ひとすじの
黒髪くろかみこの手てに 渡わたしてくれたやつ
よせと言いわれりゃ なおさら血ちが騒さわぐ
ばかな夢ゆめだと 夢ゆめだと笑わらうな…
待まって いてくれよ いつか 必かならず帰かえる
夜空よぞらにまたたく あの星ほしめざして
夢ゆめははるばる 韃靼だったん海峡かいきょう

行いくぞ どこまでも どんと 荒波あらなみうけて
男おとこが心こころに 決きめたら やるだけ
越こえてゆきたい 韃靼だったん海峡かいきょう