曖昧疚あいまいやましい茫洋ぼうよう
我わが身みの不透明ふとうめい 嗚呼ああ
素顔すがおを隠かくすように
情熱じょうねつ? それとも幻滅げんめつ?
悲かなしい現実げんじつ 嗚呼ああ
追おい立たてられるように
カレー焦こがす匂においの路地裏ろじうら
見慣みなれた街まちのキューポラ
壊こわれて消きえた夢ゆめ
儚はかなく消きえた人ひとの魂たましいが
水面みなもに漂ただよう暑あつい午後ごごでした
そして僕ぼくは孤独こどくを悟さとり
優やさしい母ははの名なを呼よんでいた
憎悪ぞうお 身勝手みがってな制裁せいさい
果はてなき闘争とうそう 嗚呼ああ
死しぬのが誰だれだろうと
母かあさんのお洒落しゃれな化粧台けしょうだい
君きみゆかし恋こいの想おもい出で
帰かえらぬ我わが精神こころ
砂すなにこぼれた雨あめの滴しずくが
川かわと流ながれて海うみへ向むくように
人ひとは生いきて何なにを残のこそうか?
こんな小ちいさな命いのちだけど
果はてなく続つづく長ながい旅路たびじも
やがては終おわる時ときが来くるだろう
愛いとしい人ひとの手てを握にぎりしめ
笑わらいながら瞳めを閉とじたい
曖昧疚aimaiyamaしいshii茫洋bouyou
我waがga身miのno不透明futoumei 嗚呼aa
素顔sugaoをwo隠kakuすようにsuyouni
情熱jounetsu? それともsoretomo幻滅genmetsu?
悲kanaしいshii現実genjitsu 嗚呼aa
追oいi立taてられるようにterareruyouni
カレkareー焦koがすgasu匂nioいのino路地裏rojiura
見慣minaれたreta街machiのnoキュkyuーポラpora
壊kowaれてrete消kiえたeta夢yume
儚hakanaくku消kiえたeta人hitoのno魂tamashiiがga
水面minamoにni漂tadayoうu暑atsuいi午後gogoでしたdeshita
そしてsoshite僕bokuはha孤独kodokuをwo悟satoりri
優yasaしいshii母hahaのno名naをwo呼yoんでいたndeita
憎悪zouo 身勝手migatteなna制裁seisai
果haてなきtenaki闘争tousou 嗚呼aa
死shiぬのがnunoga誰dareだろうとdarouto
母kaaさんのおsannoo洒落syareなna化粧台kesyoudai
君kimiゆかしyukashi恋koiのno想omoいi出de
帰kaeらぬranu我waがga精神kokoro
砂sunaにこぼれたnikoboreta雨ameのno滴shizukuがga
川kawaとto流nagaれてrete海umiへhe向muくようにkuyouni
人hitoはha生iきてkite何naniをwo残nokoそうかsouka?
こんなkonna小chiiさなsana命inochiだけどdakedo
果haてなくtenaku続tsuduくku長nagaいi旅路tabijiもmo
やがてはyagateha終oわるwaru時tokiがga来kuるだろうrudarou
愛itoしいshii人hitoのno手teをwo握nigiりしめrishime
笑waraいながらinagara瞳meをwo閉toじたいjitai