惚ほれてなるかと 浅間あさまのからす
気障きざなせりふを 二ふたつ三みっつ
情なさけ知しらずと 嗤わらわば嗤わらえ
これがやくざの 泣なきどころ
泣なけと云いうなら 泣ないても見みせる
死しねと云いうなら 死しにもする
野暮やぼな野郎やろうで ムござんすけれど
惚ほれた気持きもちにゃ 嘘うそはない
馴なれた草鞋わらじも 日ひ昏ぐれにゃゆるむ
ましておしどり 二人ふたり旅たび
聞きいてくれるな 草鞋わらじのことは
どこで解ほどこうと 結むすぼうと
惚hoれてなるかとretenarukato 浅間asamaのからすnokarasu
気障kizaなせりふをnaserifuwo 二futaつtsu三mixtuつtsu
情nasaけke知shiらずとrazuto 嗤waraわばwaba嗤waraえe
これがやくざのkoregayakuzano 泣naきどころkidokoro
泣naけとketo云iうならunara 泣naいてもitemo見miせるseru
死shiねとneto云iうならunara 死shiにもするnimosuru
野暮yaboなna野郎yarouでde ムgozaんすけれどnsukeredo
惚hoれたreta気持kimochiにゃnya 嘘usoはないhanai
馴naれたreta草鞋warajiもmo 日hi昏guれにゃゆるむrenyayurumu
ましておしどりmashiteoshidori 二人futari旅tabi
聞kiいてくれるなitekureruna 草鞋warajiのことはnokotoha
どこでdokode解hodoこうとkouto 結musuぼうとbouto