哀かなしみの人ひとに、憂うれいの人ひとに
灯あかり点ともしましょう
ここは止とまり木ぎ
ゆく宛あてもなくて
彷徨さまよう人ひとを
少すこしだけ 暖あたためる場所ばしょ
つづれ織おりね 人ひとは糸いとのよう
ゆき過すぎて重かさなり合あい
知しらず知しらず 綺麗きれいな模様もようを
描えがくのよ 不思議ふしぎだけど
鮮あざやかな色いろほど 哀かなしい
美うつくしい色いろほど 苦くるしい
皮肉ひにくだわ 人ひとの想おもいは
痛いたいほど 目映まばゆい
今夜こんやまた 糸いとを織おる
幸しあわせの糸いとに、別わかれの糸いとを
撚より合あわせて紡つむぐ
人ひとの不器用ぶきよう
でもそれでいいの
仕方しかたがないの
何度なんどでも 結むすび直なおすの
つづれ織おりね 時ときが経たつ様ように
離はなれれば 綺麗きれいになる
穏おだやかな色いろほど 切せつない
目立めだたない色いろほど 愛いとしい
皮肉ひにくだわ 人ひとの心こころは
弱よわいほど 絡からまる
それもまた 愛あいの綾あや
男おとこも女おんなにも時折ときおり
止とまり木ぎが欲ほしい日ひがあります
ただそれは所詮しょせん止とまり木ぎ
戻もどったら駄目だめです
鮮あざやかな色いろほど 哀かなしい
美うつくしい色いろほど 苦くるしい
皮肉ひにくだわ 人ひとの想おもいは
痛いたいほど 目映まばゆい
今夜こんやまた 糸いとを織おる
哀kanaしみのshimino人hitoにni、憂ureいのino人hitoにni
灯akaりri点tomoしましょうshimasyou
ここはkokoha止toまりmari木gi
ゆくyuku宛aてもなくてtemonakute
彷徨samayoうu人hitoをwo
少sukoしだけshidake 暖atataめるmeru場所basyo
つづれtsudure織oりねrine 人hitoはha糸itoのようnoyou
ゆきyuki過suぎてgite重kasaなりnari合aいi
知shiらずrazu知shiらずrazu 綺麗kireiなna模様moyouをwo
描egaくのよkunoyo 不思議fushigiだけどdakedo
鮮azaやかなyakana色iroほどhodo 哀kanaしいshii
美utsukuしいshii色iroほどhodo 苦kuruしいshii
皮肉hinikuだわdawa 人hitoのno想omoいはiha
痛itaいほどihodo 目映mabayuいi
今夜konyaまたmata 糸itoをwo織oるru
幸shiawaせのseno糸itoにni、別wakaれのreno糸itoをwo
撚yoりri合aわせてwasete紡tsumuぐgu
人hitoのno不器用bukiyou
でもそれでいいのdemosoredeiino
仕方shikataがないのganaino
何度nandoでもdemo 結musuびbi直naoすのsuno
つづれtsudure織oりねrine 時tokiがga経taつtsu様youにni
離hanaれればrereba 綺麗kireiになるninaru
穏odaやかなyakana色iroほどhodo 切setsuないnai
目立medaたないtanai色iroほどhodo 愛itoしいshii
皮肉hinikuだわdawa 人hitoのno心kokoroはha
弱yowaいほどihodo 絡karaまるmaru
それもまたsoremomata 愛aiのno綾aya
男otokoもmo女onnaにもnimo時折tokiori
止tomaりri木giがga欲hoしいshii日hiがありますgaarimasu
ただそれはtadasoreha所詮syosen止tomaりri木gi
戻modoったらttara駄目dameですdesu
鮮azaやかなyakana色iroほどhodo 哀kanaしいshii
美utsukuしいshii色iroほどhodo 苦kuruしいshii
皮肉hinikuだわdawa 人hitoのno想omoいはiha
痛itaいほどihodo 目映mabayuいi
今夜konyaまたmata 糸itoをwo織oるru