首くびが回まわらなくなった扇風機せんぷうき
ホコリが一ひとつ浮ういたマグカップ
少すこしだけのつもりが目覚めざめたら
空そらには夜よるが落おち始はじめていて
窓まどの外そとだけが淡々たんたんと 正ただしく時ときを刻きざんでいる
生いきてる事ことを無視むしするように
ピクリともしない あたしとこの部屋へや
あと少すこしの頑張がんばりで 君きみを幸しあわせにできたなぁ
汗あせばんだ背中せなかを床ゆかにつけ だらしなく終おわっていく夏なつの日ひ
立たってるだけでもらえたお金かね 後輩こうはいの手前てまえ奢おごるラーメン
気持きもち良よくなる為ために下おろされた あの子この可愛かわいい清潔せいけつな下着したぎ
あらゆることを理解りかいするたび 持もち合あわせの言葉ことばが減へっていく
それでも 歌うたわなくちゃいけないのは
絶望ぜつぼうの「望ぼう」と あたしは知しってる
プラネタリウムなんてただの 偽物にせものの星空ほしぞらを見みて
この世よの尊とうとさを知しったような 気きになっていた あの幼おさなき日々ひびですら
時間じかん通どおりに 一秒いちびょう 一分いっぷん その通とおりに
命いのちを削けずって 生いきていたなんて まるで全まったく 幻まぼろしみたいだ
強制的きょうせいてきに夜よるは訪おとずれ
熱ねつを失うしなった風かぜが吹ふいた
それはほとんど優やさしさのように
君きみの笑わらった顔かおのように
甘あまえを乞こうあたしにひとつ
差さし出だされた希望きぼうのように
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