新しい世界の歌 歌詞 花澤香菜 ふりがな付

いつもと同おなじはずの バス通どおりと
少すこし大おおきくなってた子犬こいぬの あくび

踏切ふみきりに佇たたずんで 待まつ人ひとたち
流ながれる朝あさの中なかに 私わたしはひとり浮うかぶ

滲にじむ空そらを見みつめて祈いのる あなたに笑顔えがおが絶たえぬように
叶かなえてくれない神様かみさまならいらない

波なみにさらわれてく思おもい出で 色褪いろあせて消きえてく似顔絵にがおえ
見知みしらぬ顔かおの世界せかいで私わたしは生いきてゆくの

走はしり抜ぬけてゆく風かぜ 遠とおい昨日きのう
いつか見みえなくなれば もうすぐ冬ふゆが包つつむ

二人ふたりで見上みあげたあの空そらも 手てに残のこるこのぬくもりも
時間じかんと言いう名なの天使てんしが連つれ去さってく

思おもい出だせなくなるメロディ かすれて消きえてゆく口笛くちぶえ
見知みしらぬ顔かおの世界せかいに私わたしは溶とけてゆくの

金色きんいろに光ひかり舞まう 銀杏いちょう並木なみき
聞きく度たびに吹ふき出だした 愛いとしいくしゃみ

走はしり抜ぬけてゆく風かぜ 遠とおい日々ひびも
いつか見みえなくなれば もうすぐ微笑ほほえむ 朝あさが