「いつまで飼かい馴ならすつもりなんだいそれを」
色いろなき老婆ろうばが言いった 彼かれは何なにも気付きづかずに
「あぁ これはお伽話とぎばなしなのです。心配しんぱいはいりません」
ジュリー 古ふるぼけた絵本えほんの中なかの君きみがいて
優やさしい顔かおで僕ぼくに笑わらいかける
空そらに鳥とりたちが大おおきな翼描つばさえがくころ
エゴだらけの雨あめがポツリと降ふりだした
「あぁ所詮しょせん、愛欲あいよくに溺おぼれれば所詮しょせん、人ひとなのです」
ジュリー 色褪いろあせたお伽話とぎばなしの君きみは夢ゆめ?
僕ぼくにはたしかに君きみが見みえているのに
君きみにふれたいよ その白しろい肌はだに唇くちびるに
どうして今日きょうは泣ないているんだい
ジュリー もう一度いちどあの笑顔えがおみせておくれよ
空そらが真実しんじつを照てらす前まえに
サヨナラ
「いつまでitsumade飼kaいi馴naらすつもりなんだいそれをrasutsumorinandaisorewo」
色iroなきnaki老婆roubaがga言iったtta 彼kareはha何naniもmo気付kiduかずにkazuni
「あぁaa これはおkorehao伽話togibanashiなのですnanodesu。心配shinpaiはいりませんhairimasen」
ジュリjuriー 古furuぼけたboketa絵本ehonのno中nakaのno君kimiがいてgaite
優yasaしいshii顔kaoでde僕bokuにni笑waraいかけるikakeru
空soraにni鳥toriたちがtachiga大ooきなkina翼描tsubasaegaくころkukoro
エゴegoだらけのdarakeno雨ameがgaポツリpotsuriとto降fuりだしたridashita
「あぁaa所詮syosen、愛欲aiyokuにni溺oboれればrereba所詮syosen、人hitoなのですnanodesu」
ジュリjuriー 色褪iroaせたおsetao伽話togibanashiのno君kimiはha夢yume?
僕bokuにはたしかにnihatashikani君kimiがga見miえているのにeteirunoni
君kimiにふれたいよnifuretaiyo そのsono白shiroいi肌hadaにni唇kuchibiruにni
どうしてdoushite今日kyouはha泣naいているんだいiteirundai
ジュリjuriー もうmou一度ichidoあのano笑顔egaoみせておくれよmiseteokureyo
空soraがga真実shinjitsuをwo照teらすrasu前maeにni
サヨナラsayonara